Pococha(ポコチャ)

Pococha(ポコチャ)の確定申告の方法・節税などを徹底解説!

新型コロナウィルスの影響によって在宅需要が高まったことで最近ますます人気となっているライブ配信アプリ。

スマートフォン1つからライブ配信・ライブ視聴が行える手軽さがウリで、ライブ配信を通じて気軽に全国の人とコミュニケーションを取ることが出来るのでコロナ渦での孤独も埋めてくれます。

アプリ内でライブ配信を行う人のことを『ライバー』と呼び、自身のライブ配信を視聴しているリスナーからギフト・投げ銭といった形で収益を得ることも出来るので2022年現在新しい職業のひとつとしても知られています。

ライブ配信初心者でも毎月数万円を稼ぐことが可能なので本業との兼ね合いでライブ配信をしていたり、中には専業として毎月数十万円以上稼ぐライバーもいたりと人によってスタイルは様々です。

そこで一つ注意しなければいけないのが、ライブ配信による収益は他の収入と同じように確定申告を行い、税金を支払わなければいけない場合があるということです。

しかし『自分の場合は確定申告って必要なの?』『確定申告のやり方が分からない』といった方は意外と多いのではないでしょうか。

そこで今回はライブ配信アプリの中でも特に人気なPococha(ポコチャ)にスポットを当て、確定申告の方法や節税の仕方について徹底解説させていただきます。是非ライブ配信活動の参考にしてみてください。

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確定申告とは?

確定申告とは毎年1月1日~12月31日までに得た収入・支出や医療費などから所得を計算して税務署へ提出、所得税の額を確定することです。

毎年自身の収入や条件に当てはまる支出などから『所得』を算出し、所得から社会保険料控除などの所得控除を差し引いた『課税所得』を計算、課税所得に対して税率をかけた『所得税』を確定するという流れになっています。

①所得収入 – 経費
②課税所得① -所得控除
③所得税額②×税率
④納税額③ – 税額控除

ライバーで例えるとライブ配信で得られた収入に対して、ライブ配信をする為に掛かった費用を経費として差し引いたものが所得になります。

確定申告には期限が設けられており、毎年2月16日~3月15日の間に確定申告し所得税を納めなければいけません。

サラリーマンであれば自身の収入からあらかじめ会社が所得税を納税し、社会保険料や厚生年金と同じように所得税も差し引かれているので自身で確定申告を行うことは基本的になく、年末調整を行うケースが殆どです。

しかしながらライバーの場合は副業であったりフリーで活動していたりという方が多いので、自身で確定申告を行わなければいけません。

確定申告には自身の収入・経費や社会保険料控除などの所得控除をまとめなければいけないので時間がかかります。特に2月~3月は忙しくなる時期なのであらかじめ確定申告の準備をしておくようにしましょう。

確定申告をしないといけないライバーってどんな人?

では確定申告をしなければいけないライバーにはどのような人が当たるのでしょうか。

まず専業でライバーをしていて課税所得がある人の場合は確定申告をしなければいけません。具体的な金額で示すと年間の所得が48万円以下の場合は課税所得もかからないので確定申告をする必要はありません。

会社などに勤めながら副業・兼業としてライバー活動で収益を得ているという人も多いかと思います。そのような場合には20万円という金額が一つの基準となります。

本業で給与を受け取り副業としてライバーをしている場合、副業として本業以外に受け取っている所得が20万円以下の場合には原則確定申告をする必要はありません。

また、アルバイト・パートをしながら兼業としてライバー活動をしている方の場合はアルバイト・パートで得た収入とライバーの所得を合計して20万円以上にならないのであれば確定申告の必要はなくなります。

ただし例外として本業の収入が2,000万円を超えている方、医療費控除や住宅ローンの控除を受ける方などは所得税を確定申告する必要があるので注意しましょう。

また、住民税については所得が20万円以下でも免除されないので申告しなければいけません。一般的に確定申告というと所得税のことを指していますが、住民税も含まれています。

所得税の確定申告をしている場合には自動的に住民税についても計算してくれますが、所得税の確定申告をしていない場合には住民税の計算がされない為、別途住民税の確定申告を行う必要があります。

上記の内容から、ライバーとして活動している方は多くの場合確定申告が必要になるということを覚えておきましょう。

ライバーの所得はどこに分類される?

日本では所得は10種類に分けられて計算されています。確定申告の際には自身の所得が何に当たるのかをまとめて計算しなければいけません。

ライバーの所得は『事業所得』もしくは『雑所得』のどちらかに分類されます。

会社などに勤めておらず、ライバー活動を専業として行っている方の場合には『事業所得』と分類されます。逆に本業が別にありライバーは副業として行っていて、本業が所得の大部分を占めているという人の場合には『雑所得』に当たるケースが多いです。

ただしライブ配信での所得が給与所得以上であったり、長期間継続してライブ配信を行っていたりする人の場合には、副業としてライバー活動をしていても『事業所得』と分類することが可能になるという場合もあります。

『事業所得』になると青色申告をすることで『雑所得』に比べて税額が安くなったり、損益通算が可能になったりと税務上のメリットが大きくなります。

確定申告に必要な準備とは?

確定申告はやろうと思ってすぐ終わるというものではなく、給与の明細や領収書といった様々な資料が必要になります。事前に準備しておかないと用意するのが大変なので注意しましょう。

給与明細や領収書などをまとめておく

確定申告では自身がどれだけの収入を得ていて 、経費としてどれだけの支出があったのかということを把握しておく必要があります。

経費の領収書や生命保険料の控除証明書などは、経費・控除があったことを証明する為の大事な資料となるので紛失しないように場所を決めて保管しましょう。

収入・経費などのお金の流れを把握しておく

確定申告では自身の収入や支出がいつどれだけあったのかという情報が必要になります。領収書や給与明細があれば後からでもひとつずつ確認することは出来ますが、大変な作業となってしまいます。

そこでオススメなのが自身の収入や経費を帳簿としてまとめておくことです。レシートや領収書・控除証明なども同じ場所に保管しておけば紛失する恐れがなくなり、後から探すのも楽になります。

事業所得にしたい場合は開業届を出す

ライバーとしての所得を事業所得とし、青色申告を行いたい場合には開業届を提出している必要があります。開業届を提出していないと、青色申告承認申請書を受け付けてもらえないので気を付けましょう。

青色申告では青色申告特別控除によって要件を満たしていれば最大で65万円を所得から控除できるなど税金を安く抑えることが可能になるので、継続してライブ配信で所得を得ている方は事前に事業所得にするかどうか考えておきましょう。

Pococha(ポコチャ)ライバーの収入確認方法!

ではライバーの収入を確認するにはどのような方法があるのでしょうか。

まずライバーの収入とは一般的にライブ配信アプリでアプリ内通貨を現金に換金した額となります。リスナーからアイテムを贈られてダイヤを受け取った時点で収入となるのではなく、ライバーが自身のダイヤを換金した際に収入が確定することを覚えておきましょう。

Pococha(ポコチャ)では源泉徴収票などの書類・証明書を発行していないので、自身でPocochaのWebページから換金履歴を確認しなくてはいけません。ダイヤの換金履歴は以下の方法で確認することが出来ます。

  1. Pococha.comのWebページを開く
  2. ダイヤ交換(黄色の丸に青いダイヤマーク)
  3. ログイン
  4. 交換/換金履歴
  5. 換金

換金の履歴画面では、年度ごとの換金額・源泉徴収額・振込額の合計を確認することができます。売上として集計するのは振込額ではなく換金額の方になるので注意しましょう。

また源泉徴収額は所得税が前払いされている額になるので、確定申告をする際には源泉徴収税額という欄に記載しておきましょう。

また企業案件や事務所からの収入がある場合には『支払調書』という書類が届きます。もし届かない場合には自身で売り上げを集計するようにしましょう。

ライバーの経費に該当するものとは?

経費とは『事業をする際に必要となる費用やコスト』のことを意味しています。生活にまつわるものすべてが経費として計上できるのではなく、実際に事業に必要となることが重要です。

また自分が経費だと思っていたとしても、第三者から事業に必要ではないと判断されるようなものだと経費として通らないので注意しましょう。

具体的にライバー活動の経費として計上されるものには以下のようなものがあります。

  • ライブ配信用の機材やスマホ代
  • ライブ配信の打ち合わせなどの会議費・飲食費
  • ライブ配信を収録する部屋の家賃や光熱費
  • Wifiなどの通信費
  • 商品レビューの商品代金
  • 実況したゲームの購入代金
  • ダイヤを換金した際の手数料
  • マネジメント費用

上記の内容以外にもライブ配信という事業に必要であるものであれば経費として計算することが出来ます。

確定申告時の所得とは収入から経費を差し引いたものになるので、経費として計上する額が高ければ高いほど所得税は低くなります。逆に言えば経費として計上できるものを計上せずに確定申告してしまうと必要以上に税金を多く支払うことになってしまいます。

経費の計上は所得税を抑える為の大事な要素になるので、事業に必要なものを購入した際には忘れずに領収書を受け取り、保管しておくようにしましょう。

所得控除にはどんなものがある?必要な書類とは?

所得控除は収入や経費から算出した所得に対して控除することで課税所得を減らせるものです。

ライバーの方々が該当しやすい所得控除と必要な書類についてまとめておいたので是非参考にしてみてください。

医療費控除医療費の明細書・領収書
社会保険料控除社会保険料控除証明書
住宅ローン控除住宅ローン残高証明書
寄付金控除ふるさと納税の「寄付金受領証明書」

社会保険料や医療費は多くの方が支払っている項目となるので忘れず明細や証明書をとっておくようにしましょう。

最近ではふるさと納税も流行しています。ふるさと納税は実際には寄附という形で全国の自治体にお金を納めて返礼品を受け取れることが出来るというシステムで、原則として自己負担額の2,000円を除いた額が全額控除の対象となります。

ふるさと納税は所得税に『寄附金控除』が適用されるだけでなく、住民税にも『寄附金税額控除』という形で控除が適用されるようになっています。

税金の控除を適用しながら、全国各地の自治体が定めた返礼品を選んで受け取ることが出来るので気になる方は是非ふるさと納税についてもチェックしてみてください。

確定申告の方法!オススメのやり方は?

確定申告はこれまで説明したように収入や経費・所得控除などの書類をまとめて計算し、その内容を確定申告書に記入し税務署へ提出することで完了します。

確定申告には様々な提出方法が用意されており、確定申告書を紙に書いて税務署に直接持参する方法や、郵送・電子申告から税務署への投函など個人に合わせた方法を選ぶことが出来ます。

最近では所得の種類が『給与所得』『雑所得』『一時所得』である人向けにスマートフォンを用いて確定申告をする方法も用意されています。

確定申告書等作成コーナー

確定申告書の作り方がよく分からない、という人は国税庁のWebサイト内にある『確定申告書等作成コーナー』というページを利用するのがオススメです。

必要事項を入力していくだけで確定申告書が作成でき、そのまま印刷して税務署へ持参・郵送したりe-Taxを利用して税務署にインターネット経由で送信したりと好きな方法で提出が行えます。

国税庁 確定申告書等作成コーナー

確定申告の方法・節税についてのまとめ

以上がPococha(ポコチャ)の確定申告・節税の方法となります。

確定申告はよくわからないまま準備せずに行ってしまうと提出期限ぎりぎりまで大慌てで資料をまとめたり税金を多く支払ってしまったりと大変です。

事前にしっかりと資料・領収書などを準備しておき、すぐにまとめられるように用意しておきましょう。

ライブ配信で得られる収入が多くなってきて『もっと節税したい!』という方は青色申告を行うことで最大65万円の青色申告特別控除を受けられるようになります。

またふるさと納税をしたや付加年金を納めたりすることでも税金を抑えることが出来るので上手に活用して節税に取り組みましょう。

ライブ配信で不安なことがあるならライバー事務所に相談してみるのもオススメ!

確定申告はライブ配信で収入を得ているライバーにとって避けては通れない道のひとつです。

一体何が経費にあたるのか、どういった控除が受け取れるのかといった知識が必要になるので不安に感じたりストレスになっていうという方も多いのではないでしょうか。

もしライブ配信活動にまつわることで不安に感じたり、解消したい悩みがあるという方はライバー事務所に所属して相談してみるのもオススメです。

ライバー事務所はライバーがより人気になれるようアドバイスをしてくれる事務所で、アドバイスの他にも相談に乗ったり問題を解決したりとライバーのサポートを行ってくれます。

Pococha(ポコチャ)のライバー事務所について以下の記事でまとめているので気になる方は是非チェックしてみてください。

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